2023.02.16
「オムニチャネル化によりホームページが新たなサイトへと進化します」
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2022.10.20
赤く黄色く粧いはじめた
なだらかな山は
旅人を
奥へ奥へ誘う
肌寒い空気に身震いする。まだ都心では感じることのない凜とした冷たい空気が身に沁みて、ここはもう晩秋の山麓だと痛感した。
フューエルバーナーで沸かした湯で珈琲を淹れながら、この近くにとても見晴らしがよくて山歩き初心者の自分にも登れそうな低山があるという情報を交換するも、どうやら午後からひと雨くるらしい。
山頂まで1時間もかからないというその山の登山口から緩やかな山道を少しだけ歩いてみた。足元では木々の間からスポットライトのように陽の光が地面を照らしているし、雨の匂いはまだしない。それでも雨雲レーダーのモザイク模様は、今日が山登りに向いていないことを無言で告げていた。
「やっぱり今日は、サイトでゆっくり過ごそうか」
心地よい森林の空気だけを胸いっぱいにとり込んで、後ろ髪を引かれながらも来た道を戻る。またここへ来る理由ができたねと、次の約束をして。
Information
弓立山
* 〒355-0357埼玉県比企郡ときがわ町町田中627
* 有料駐車場有り(三波渓谷有料駐車場)
埼玉県ときがわ町HP>>> https://www.town.tokigawa.lg.jp/info/52
弓立山(ゆみだてやま)は、ハイキングで訪れる人も多い標高427mほどの低山。八幡神社裏手の登山口から、尾根筋に沿って歩くこと40分ほどで、関東平野を一望できる山頂にたどり着きます。山頂近くにある巨岩「男鹿岩(おがいわ)」や、広々と開けた山頂からは目の前に広がるのどかな里山風景を満喫することができます。南側山麓にはそば打ち体験ができるそば道場「いこいの里大附」や、みかん狩りを楽しめる「大附みかん山」などもあり、登山の後も見どころがいっぱい。森林浴をしながらのんびり山歩きを楽しみたい外秩父のハイキングスポットです。
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撮影協力:キャンプ民泊 NONIWA