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日々を歩いて《番外編》
～静岡から履きものを求めて～
2019年10月

夢の運動靴

走ることが苦手だった小学校6年生の秋

早く走れるようになりたい

そう願い、毎朝運動場を走った

初めて買ってもらった
豹のマークがついた運動靴

うれしくて、うれしくて

運動会が来るその日まで抱きしめながら眠った

早く走れる夢でも見ていたのだろうか
本気で早く走れるようになると信じていた

履きものには夢がある

身体と心を一足の履きものに乗せて、赴くままに歩きだそう

その一歩に夢を乗せて