2022.03.14
「2022 spring & summer カタログ」掲載情報に関するお詫びと訂正
MENU
2019.04.09
岡山県の小さな集落で、一点一点、手作業で靴づくりを行う「てのひらワークス」。
主宰の小林智行さんは、かつて東京で靴づくりを学んだ後、義肢装具製作の現場での経験を重ね、独立後も "BESPOKE(対話から生まれるものづくり)" をもとに一人一人の足に沿った 誂え(誂え)靴 の製作を行っています。
これまで10年間にわたる誂え靴づくりの試行錯誤の積み重ねを経て、「てのひらワークス」は今年から、少量ずつではありますが 既成靴 の製作を始めました。
この春、そうして生まれた2種類の靴を、ナチュラルシューストア神宮前店はお迎えすることとなりました。
*
人の身体がそれぞれに携えた特徴や特性、環境と
それに伴って感じ得る不自由さや不都合、こころもとなさ。
見えないコトバに耳を傾け、身体のもつ本来の機能と力を活かせるように
一人一人に応じた自助具としてつくられる、「てのひらワークス」の誂え靴。
小林さんはそうしたものづくりを重ねるなかで、
同時にひとつの思いが生まれたそうです。
「広くみんなに繋がるものをつくりたい」
多種多様なマイノリティをも包む、みんなの自助具になるようなもの。
世代や暮らしの違いを超えて、何処かの誰かの足元を支え得る「繋がり合う点」を探し続けて、ようやく形になったという一足の靴。
それが、この度ご紹介する2種類のひとつ、「COMMON」です。
COMMON( 21.5㎝~27.0㎝ )
しっかりとした中底、足を覆う柔らかな甲革、修理交換のしやすい底ゴム。
この3つのシンプルなつくりは、小林さんがかつて " 社会を元気にする靴づくり " を共に目指した人との出会いと、そこで重ねた日々から生まれた「てのひらワークス」独自の手法です。
「 土台は、大切です。
自分の立つ場所(足)を自ら知ることで、選ぶ靴が分かります。
その人を支えるよい土台をつくりたい。
僕は靴をつくっているけれど、それは足をつくるためです。
履く人がそこに立って歩きながら靴を完成させていって欲しいし、
手に取る人がそうしたいと思ってもらえる靴をつくりたいと思っています。 」
*
てのひらから生まれる一足が
手にした人の土台となり
日々を暮らし歩きながら、馴染み合う。
そうやって、その人ならではの調和がつくられていく。
*
今回ご紹介するのは、甲のつくりが浅めのスリッポンタイプのCOMMONと、COMMONに比べて少し甲高で踵のついたCRAFTの2種。
是非、足を入れて、その土台を感じてみて下さい。
*てのひらワークスの取扱いは、4/20(土)より神宮前店でのみでの販売となります。予めご了承下さい。
(手前)COMMON 36,000円(税抜) 21.5㎝~27.0㎝
(奥)CRAFT 43,000円(税抜) 22.5㎝~27.0㎝
CRAFT( 22.5㎝~27.0㎝ )
COMMON、CRAFTを迎えるにあたり、4月20日(土)、小林智行さんに神宮前店にて靴の製作デモンストレーションを行って頂きます。
東京で生まれ育ち、経済学を学んだ後に靴をつくる道を選び、現在は岡山でご家族とお米を育てながら暮らす小林さん。靴は勿論、ものづくりに興味のある方、身体と靴との関係にお悩みの方、はたらき方・暮らし方にご関心のある方など、是非お気軽にお立ち寄りください。
______________________
[終了しました]
『てのひらワークス』靴の製作デモンストレーション
~一枚の革から一足の靴ができるまで~
日時:2019年4月20日(土)13:00-16:00
場所:ナチュラルシューストア神宮前店
料金:無料
______________________
また、6月15日(土)16日(日)には小林さんによるワークショップ『靴づくりのはじめの一歩「自分のサンダルをつくってみる」』を開催します。
______________________
[終了しました]
『てのひらワークス』ワークショップ
~靴づくりのはじめの一歩「自分のサンダルをつくってみる」~
日 時:① 2019年6月15日(土)11:00-16:00
② 2019年6月16日(日)11:00-16:00
場 所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-1-11 IVY WORKS M2F
参加費:ヌメ革 25,000円(税抜) / 黒革 30,000円(税抜)
定 員:各8名
詳 細:thenaturalshoestore.jp/journal/tenohira_ws20190
※各日17:00-20:00 、ワークショップ終了後、ナチュラルシューストア神宮前店にてサンダルの受注販売を行います。
______________________
皆様のご来店をお待ちしております。