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ポンポンさんへ

2022.03.08

ムッシュ ポンポン、

ボンジュール。


ポンポンさん、

わたしは
群馬県立館林美術館の『フランソワポンポン展』で、
ずっと会いたいと思っていた動物たちに
会うことができました。



人生ではじめて
展覧会最終日の駆け込みでした。


そもそも会期が2ヶ月もありながらズルズルとその日まで先延ばししていた最大の理由は
美術館まで片道2時間、往復4時間の小旅行ともいえる遠さでした



ここ2年ですっかり出不精になったわたしは、
「楽しそう!」より「ま、いっか」が勝つようになってしまっていたのです。


今回も「ま、いっか」の勝利が見えていたのですが、


ロスタイムに奇跡が起きました。


前日の夜ふと見たら会期が明日までで、
その明日、わたしは休日で、
と、そこから謎の行動力が発揮されたのです。





フランソワポンポン。

つい口にしたくなるようなあなたの名前を知ったのは、

あなたの作品をたくさんコレクションした群馬県立館林美術館が開館する、という
20年くらい前の新聞のちいさな記事でした。


ただ、あなたがどんな時代に生き、
どんな足跡を残したのかを知ったのは
今回の展覧会で、なのです。


100年以上前の時代。

『考える人』でも知られる彫刻家ロダンの助手などをしながら
自身の作品を作りつづけたフランスの彫刻家であり、

ノルマンディーの田舎で鶏や牛、豚などの家畜を追いかけながら、
また動物園に足繁く通い動物に顔を覚えられるほどに、

何時間でも観察したという動物好きであり、



60代後半を過ぎてからようやく世に知られ活躍した人である、と。



ポンポンさん、

あなたの動物たちはみなどこか安心した顔でくつろいでいる風でした。

それはきっとポンポンさんの眼差しや人柄がそうさせていたのだと、
感じずにはいられませんでした。



館林美術館はすばらしい場所でした。
(遠かったけれど)




雑木に囲まれた、あなたのアトリエを再現したという別館もすてきでした。




一瞬の好機、というものがあるならば、

わたしはあの前夜から当日の自身の奇跡の行動力だろうと思います。

「ま、いっか」で諦めずにほんとうによかった。


あたたかな気持ちと

ユーモアと情熱を携えて人生を送るすがたを
垣間見せてくださりありがとうございました。


メルシー。


また、動物たちに会いにいきます。



追伸:
もしポンポンさんが見たら
にやりとするかも知れないスニーカーがあるので紹介しますね。

クマのマークが愛らしいフィンランドのKARHU
そしてポンポンさんの故郷、
フランスのエスプリと感性がかたちになったVEJA



どちらも
明日のわたしを楽しくさせてくれる靴たちですよ。


y.t.


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