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足跡の続き

2022.04.21

こんにちは。

桜が咲いたと思ったら急な夏日がやってきたり雨が続いて肌寒かったり。
今年の春は気を抜くとすぐ体調を崩してしまいそうです。

気まぐれな気候に動じず元気に咲いている花たちのたくましいことたくましいこと。
見習いたいものです。

こんな時はゆーったりのーんびりお風呂に浸かりおいしいものでも食べてまったりしたいなと思っていたところ
あるお店を見つけました。

元銭湯をリノベーションしたカフェ『レボン快哉湯』さんです。
こちらは台東区下谷にある1928年の開業以来、長きに渡り地域の人びとの憩いの場として愛され続けてきたまちの銭湯。
しかし建物や施設の老朽化により2016年11月、惜しまれつつ営業に幕を閉じることに。
ですが「人びとの記憶が詰まったこの建物を未来に残したい」というオーナーさんの想いを受け継ぎカフェやオフィスとして再出発を果たすこととなりました。

謎に大きな建造物や古い建物を見ることが大好きな私、ザ・まちの銭湯と言わんばかりの佇まいが見えた瞬間とても感激してしまいました。

わくわくしながら中へ入ると実際使われていた木札の靴箱が出迎えてくれます(珍しい傘箱も)。
鍵ではなく木札なところがぐっときます。
どこへ入れてもよいのですが番号をふってあるとなぜか選びたくなる性分。何番にしようかな?

木札を握りしめ進むと脱衣所だった空間がカフェになっています。
お好きな席を選んで注文しあとは待つだけ。

番台やTANAKAの体重計、快哉湯の名前入り振り子時計など当時のまま残されているので思わずキョロキョロ。高い格天井もつい見上げてしまいます。
スタッフさんにおことわりすれば番台に座れるそうなので勇気あるチャレンジャーは是非。

名残の品たちをぼーっと眺めているとごはんがやってきました。
ごろごろ野菜カレーです。いただきまーす。

んんーおいしい!
スパイスの風味が後から追いかけてくるピリ辛カレー。3種類のインド風漬物アチャールが添えてあり程よく辛さを中和してくれます。おいしくて夢中で食べてしまいあっという間でした。

カレーの余韻に浸りつつお次はデザートを。実はこちらが来店目的のひとつでもありました。
レボン快哉湯さんの看板メニューでもあるマリアージュプレートです。
自家焙煎コーヒーと農園から直接仕入れた果物で作った自家製アイスクリームがセットになっています。

マリアージュとはフランス語で結婚を意味する言葉。料理と飲み物の良い組み合わせを表現するときに使ったりします。
そうなのです。提供されている全4種類の組み合わせは試行錯誤のうえ完成された特別なマリアージュなのです。さてどんなお味がするのでしょうか?
私は気になっていたキウイ&コスタリカを頼みました。

味わい方にそっていただきます。
まずはコーヒーをひとくち。
今度はアイスを食べてまたひとくち...おぉ~。キウイアイスが酸味や甘さ控えめのさっぱり系でコスタリカの酸味や個性的な味わいによく合います。
キウイの種のぷちぷち食感が楽しいですし種の持つ香ばしさがコーヒーの程よい苦味を引き立ててくれておいしい~。最後はコーヒーをアイスにかけてアフォガード風にしてフィニッシュ。
ごちそうさまでした。

 

さてここは元銭湯。せっかくなのでお風呂に入った気分も味わいたい。
番台には日和ってしまいましたがお風呂ならハードルが低い、よし!!
浴室空間は快哉湯の保存再生を行った株式会社ヤマムラさんのオフィスになっています。こちらもスタッフさんにおことわりすれば見学可能です。お邪魔してみました。

まず目を奪われるのは引き戸越しに見えていた壁いっぱい広がる富士山のペンキ絵。
近くで見るとすごい迫力です。こちらは東京で最も多くペンキ絵を描いたといわれている絵師、故早川利光さんの作品。今は休業してしまいましたがお店の近くにある弁天湯さんのペンキ絵を描かれたこともあるそうです。

そこから上を見上げれば自然光が差し込む大きな窓が両側に並び、脱衣所よりも更に高い天井が。
わーーーっと叫んだらすごい響くんだろうな。
ところどころ剥がれた塗装や古い木の感じがよりノスタルジックな気持ちにさせてくれました。

浴槽のきれいな色のタイルも当時のまま。
快哉湯さんのお湯はかなり熱かったことで有名だったそう。みなさんここで一日の疲れを癒していたのでしょうね。

 

“私たちは、建物を保存再生するということは、ただ単にリノベーションを施して建物の状態を維持することではなく、過去の記憶をきちんと受け継ぎながら未来に対して適切に変化していくことが大切だと考えています。
そのためにレボン快哉湯では銭湯時代にご利用いただいていた地域のお客様だけではなく、銭湯に馴染みがない若い世代の方やこれまで入谷に来たことがない方にもお越しいただきたいと思っております。そして、レボンを通して快哉湯自体、またこの地域のファンが増えてくれればこの上ない喜びです。
過去の記憶を現在に、現在の記憶を未来につないでいく。レボン快哉湯を通して伝承していくことで、世代を超えて愛される空間になり、本当の意味でこの魅力溢れる建物を保存再生できると信じています。”
※レボン快哉湯notoより抜粋

 

『記憶をつなぐカフェ』というコンセプトがたくさん詰まった素敵な空間でした。

帰り道、扉越しにこちらを見ていたにゃんがいました。
あなたの住むまちとってもよいところだね。他にも気になるメニューがあったのでおさんぽがてらまた訪れてみようと思います。

 

 

お店には今の季節にぴったりな靴たちが続々と入荷しております。
そのひとつ、高田喜佐さんの代名詞でもあるズック等を集めた『KISSA SPORT』。
この春リブランディングしてみなさまへお届けするかたちとなりました。

どのモデルも「裸足のような靴を作りたい」という喜佐さんの意思を受け継ぎインソールにコルクシートを使用。素足でも気持ちのよい履き心地でりんご1個分より軽いという驚きの軽さ!

甲部の素材はフライニットというペットボトル由来の再生ポリエステルやコーヒー、ハーブティーの食品残渣を活用して染めた生地を使い環境にやさしい靴作りを目指しました。
お母さまから譲られた着物を大事に着て、着られなくなった着物はリプロダクトしていた喜佐さん。いち早くサスティナブルを取り入れたいとお考えだったそうです。

懐かしい方も初めましての方も是非お試しください。

 

h.w

 


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